ガルテクトカバー工法【多面体】
今回のお宅詳細です!
場所 : 大泉学園
築年数 : 30年
工事履歴 : 塗装1回
屋根材種類 : コロニアル
屋根の形 : 多面体
築年数が30年以上ということもあり、カビやひび割れが目立ちましたが
必要最低限のメンテナンスはしていたので、下地に雨は入っていなく無事でした。
大屋根だけで11面もあり、更にはドーマー(屋根から三角屋根が突き出るような形の屋根)や谷(面と面のつなぎ目部分の入隅)
も多く、通常の屋根と比べ雨漏りのリスクが高くなります。
今回はしっかりと雨漏り対策をして、コロニアルからスーパーガルテクトへカバー工法を施していきます。
工程は以下の通りです。
①張り替える際に凹凸が出ないように既存の棟と木材を撤去していきます。
*この際に釘や木くずが残っていると防水紙に穴があき雨漏りの原因になります。
②既存の屋根に防水紙を貼っていきます。
*弊社では多面体の場合、ドーマーや谷周りの雨漏りしやすい箇所に粘着防水紙を貼り、その上に通常通り防水紙を貼ることで強度を増していきます。
③屋根の形に合わせガルテクト(屋根材)を取り付けていきます。
④棟の土台になる木材の両端は、雨の侵入を防ぐためガルテクトを立ち上げます。
⑤棟を取り付けていきます。
⑥加工した板金の隙間から雨の侵入を防ぐためにコーキング(シーリング材)していきます。
⑦タッチアップ作業
*小傷がないか隅々まで確認し、修正塗りをしていきます。
汚れ、キズ、鉄粉をキレイにし工事完了です!
以上が工事工程になります。
所要日数 6~10日程度
多面体の屋根は見た目は格好良く見栄えが良いです。
ただ雨漏りのリスク、工事日数が長い、工事費が高くなる(加工する箇所が増えるため)など
メンテナンスが大変なのが特徴です。
自宅を購入する際は、長期的な予算管理が必要になるためしっかりと計画が必要です!
また通常の屋根に比べ多面体は、工程や技術がより重要になります。
工事後に雨漏りするケースもよくお聞きするので、
しっかりと工事工程の写真を確認するようにしましょう!
以上
ご相談お待ちしております。